化粧品の成分
合成の油剤
石油がスキンケアに使われるようになったのは、1870年のこと。アメリカの油田を訪れた化学者ロバート・ケスローが石油の掘削機についていたゼリー状のものを発見し、それを精製してワセリンを作ったのです。ワセリンは、医薬品に使われるようになりましたが、当時の医者たちはこのワセリンには懐疑的でした。
「ワセリンを塗ると汗腺を防ぎ、皮膚呼吸を妨げる」、「火傷にワセリンを塗ると、熱を帯びて悪化する」といった意見が出ていました。
やがてワセリンは、医薬品だけではなく、化粧品にも使われるようになりました。
そのほか石油から数多くの合成の油剤も作られるようになり、これもまた化粧品によく使われる成分になりました。
石油から作られる合成の油剤は、化粧品の保湿効果や安定のために多く使われています。また石油を精製した「ミネラルオイル、流動パラフィン、ワセリン」なども化粧品の油剤としてよく使われていますが、合成の油剤は、それらよりもさらに伸びがいいという理由で、クリームや乳液、ヘアコンデショナー、UVクリームなどに多用されています。しかし合成の油剤は、浸透性がいいことから、じょじょに肌の健康を損なわせる不安があります。また長年、使っているうちに肌の乾燥、くすみの原因にもなります。
合成の油剤
オクチルドデカノール、イソステアリン酸イソプロピル、イソステアリン酸オクチルドデシル、エチルヘキサン酸アルコル、オクタン酸セチル、ジステアリン酸エチレングリコール、ジペンタエリットリット脂肪酸エステル、リシノレイン酸オクチルドデシル

